飲食店を開業するときに、お世話になった師匠のような方がいるのですが、その方が「唐揚げは冷凍のやつでいいよ」と言い切っていたので衝撃でした。
家では食べられないようなものを求める人を相手にするよりも、より多くの人に支持されるお店作りに力を入れるためには、どこかで力を抜くところを作らないといけないというのが師匠の考え方だそうです。
実際、師匠のお店には唐揚げは置いていませんが、おしゃれな料理とお店の雰囲気で、お客様が絶えない店でした。
でも、結局、お店をたたまれたので、やはり唐揚げが冷凍で良いのかどうかは答えが出ません。
いろいろな考え方があるので、否定はしませんが、からあげの専門店が流行ったりしているので、お店で出す唐揚げにも、なにかオリジナリティーが必要な気がします。冷凍の唐揚げがまずいと言うつもりはないです。美味しいです。地鶏のからあげが美味しくて、ブラジル産のからあげがまずいと言うつもりもないです。味を決めるのはいろいろな要素が絡み合うからです。好みや、その時の体調なんかも影響するので。
では、お店のウリは何か、味なのか、雰囲気なのか、バランスなのか?答えはハッキリとは出せないですが、同じ味を守ることが大切なのか、進化させることが大切なの。考え出したらキリがないですが、試行錯誤しながら進むしかないですね。年末の稼ぎ時です。ノロウィルスなどの感染症には気をつけましょう。