飲食店経営のメモ

飲食店で起こることをメモ書き

子供は親の所有物か?ファミレスで暴言を吐く馬鹿親・・・

最近はお正月でもレストランが開いているので、便利になったなと思いながら、働いている皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。そんなお正月のある日の1ページを、若い馬鹿親に汚されたお話です。

隣に座る20代後半くらいのパパと3歳くらいと6歳くらいの女の子。このパパが子供を怒鳴り散らす。そんなことで怒らなくてもいいのにということで何度も子供に罵声を浴びせ、周りの人たちも眉をひそめていたのですが、みんなかかわりたくないからほったらしに。ただ、あまりに子供が可哀想なので、僕の兄が「もう少し優しく言うてあげたら」と声をかけたのです。すると、この馬鹿親は「この子供たちは俺の子供や!俺の子供に俺が何を言うても関係ないやろ!」ですって。このお父さんは自分の子供なら何してもいいという主張。馬鹿です・・・

そもそも子供を育てるのにたくさんの税金がかかるのは誰が考えても解ることで、つまりは子供は親の所有物ではなく、社会からの預かり物という考え方をする人もいるくらいです。こういう親が子供を虐待するのかと悲しい気持ちになりました。

あまりの剣幕に、うちの兄も反論しましたが、馬鹿親は引き下がらず、挙句の果てには「殴りたいなら殴れ!」とわめき散らしました。さすがに噴き出して笑ってしまいました。周りに人達も失笑でした。帰り際、お会計の際に「やさしいお兄さんですね」とレジの人に言われました。お騒がせしたにもかかわらず、お店の人はそんな言葉を。どうやらみんな馬鹿親を良くは思っていなかったけど、かかわりあいたくなかっただけなんですね。言いたいことを言うということは、いろいろな摩擦を起こし、時にはトラブルを起こすこともありますが、馬鹿な奴が大手を振って大騒ぎして、善良な人が端っこでこそこそと生きていくような世の中もおかしいです。おかしなことはおかしいと言えるような人になりたいですが、そんな簡単な問題じゃないので、難しいですね。

お正月、お仕事していた人も、お休みしていた人も、当たり前だと思わずに感謝しあえるような世の中になりますように。馬鹿親の子供たちが、馬鹿親に虐待されませんように。