飲食店経営のメモ

飲食店で起こることをメモ書き

喫煙はマナーからルールへ、2020年に向けてするべきこと。

JTや一部の愛煙家は、マネーだマナーだと言ってはいますが、それでは受動喫煙の防止には限界があることが、誰の目に見ても明らかで、いよいよ2020年から罰則付きで受動喫煙の防止策として、原則屋内全面禁煙の実施が決まっています。法案はすでに決定してますので、あとは施行を待つだけで、いまするべきことは何なのかを考えたいと思います。

受動喫煙の防止のため、2020年に向けてするべきこと。

まずは大前提として禁煙です。飲食店で経営者や料理人でも喫煙者が多いことに驚きます。禁煙ではない飲食店のほとんどが、経営者が喫煙者だからという理由ではないでしょうか。2020年に喫煙室を店内に設置するのか、自らが禁煙するのか、どちらが賢明か、今一度立ち止まって考えるべきではないでしょうか。もちろん、顧客ファーストという面でも、少数派の喫煙者のために喫煙室を作るという余裕があれば、それは素晴らしいことだと思うのですが、現実的にそんな体力のある飲食店が、それほど多くあるとは思えません。

つぎに、現実的に、いま店舗を禁煙にするのか、2020年に禁煙にするのか、どちらが賢明かということ。現状、お客様のほとんどが喫煙者で、禁煙にすることで売り上げが減るのではという心配をするのか、一斉に禁煙になる2020年までは問題を先延ばしにするのかの違い。早いほうが対策をしやすいのかもしれませんし、一斉に禁煙になるのを待って、喫煙者が諦めてから禁煙にするという方法を取るのか。実際問題として、全国チェーンの串カツ田中は全面禁煙で、客単価は低下したが、家族連れなどの客数が増えて、売り上げは増加したし、マクドナルドは低迷期を全面禁煙にすることで業績をV字回復した実績があります。もちろんこれは大型店舗の話で、個人店では成功、失敗がハッキリすると思います。失敗したときのリスクが大きのは個人店だと思うので、慎重になるのは解りますが、取り戻せないほどの失敗に終わる可能性は低いと思います。それほどまでに自店の料理や接客に自信がないのでしょうか。開店するときの希望に満ちた気持ちで、他店より先駆けて禁煙にしてみてもいいかもしれませんね。うちのお店は住宅街のお店ですが、すでに禁煙にして7年たちますが、まだ営業してますし、ワンドリンク必ずオーダーしてもらう制度を取って5年以上たちますが客数は減っていません。近所の飲食店で禁煙のお店はありません、ドリンクのオーダーを強制するお店もありません。それでもつぶれませんし売り上げは減ってませんので、禁煙にするくらいのチャレンジなら、やってみてもいいかもしれません。どうせ2020年には禁煙になるんですからね。

あと、個人的な感想で、たまにパチンコに行きたくなるんですが、タバコ臭くて嫌だったんですが、禁煙になると行く回数が増えて、浪費が増えそうで怖いです。