飲食店経営のメモ

飲食店で起こることをメモ書き

デリカシーと想像力

有名な俳優さんが強姦致傷で逮捕されるというセンセーショナルなニュースが新聞やテレビで連日放送されますが、被害者の女性に対する配慮とかが足りない気がすると思っていたら、お店の中で大きな声で自分の意見を声高らかに発言する女性に、何とも言えないガッカリした気持ちになりました。

「被害の女性は擦り傷程度だったんでしょ?もっと抵抗できたはず。なにか裏があるんじゃない?」

犯罪の被害にあった女性にそういう言葉を、思いを持つ人が、女性ですらいることに驚きと、万一、まわりに、同じような被害にあっていた李、家族が被害にあって苦しんでいる人がいるかもしれないのに、よくもまあ大声でそんなことが言えたものだなと。

毎日いろいろな人みていると、声の大きい人ほどデリカシーがない気がする。お酒を飲むと声が大きくなるのも同じようにデリカシーが薄れるのか、なんでそんなこと言うのかなっていうことばっかり聞こえてくる。自分が発する言葉で、他人が傷つくとか想像することができないんでしょうね。

よく、子育てで大切なのは想像力をはぐくむことと言われますが、社会生活を送るうえで、他人を傷つけない、思いやりを持つということは想像力がないと難しいからでしょうね。

人にばかり気を遣うのがいいこととは全く思いませんが、せめてデリケートな問題を取り上げるのであれば、最低限のデリカシーが必要なんじゃないかなと強く思いました。

子供の想像力を育てるには読み聞かせがいいと言いますね。忙しくて子供にかかわる時間がなかなか取れないとか、そもそも育児放棄しているとか、そういう家庭の子供になんとか想像力をはぐくむような環境が整うといいですね。