飲食店経営のメモ

飲食店で起こることをメモ書き

世間は、なんでも世話を焼いてくれるお母さんではないということ。

カイジの映画を観たんですが、利根川が「甘えるな!世間は何でも世話を焼いてくれるお母さんではない!」みたいなことを言っていたのですが、たしかに過剰にサービスを求める変な癖がついている人が多いですね。

そういう過剰なサービスで商売が成り立つ高級なホテルやレストラン、安くない航空会社、いろいろあるけど最近では安くてもサービスがいいところが当たり前になって、それを当然のように求めたり、思っていたサービスと違ったら怒ったり、ネットでたたいたりする人、多くないですか?

私の飲食店は3席しかない小さなお店です。一人でサービスも料理もします。ゆっくりと過ごしてもらうために、予約も3組しか取りません。お客様も滞在時間が2~3時間と長めです。客単価も安くはありません。そんな理由で回転率は1回転もしない日がほとんど。

そんな中、飲食物の持ち込みをされるお客様が少なからずいて、ウェブサイトでも店の入り口でも、ドリンクメニューにもフードメニューにも、別紙にて「飲食物の持ち込みはお断りします」と案内をしています。そんな状況でも持ち込みをするお客様がいた場合、口頭にて注意させていただきます。

すると「そんなこと知らなかった」という人がたまにいます。そもそも飲食店に飲食物をもってやってくる時点でイマイチです。そして知らなかったと言うなんてどの口が言うのかと思うのが入り口でも「飲食物の持ち込み禁止の張り紙に気づかず、メニューを見ても「飲食物の持ち込み禁止」の注意書きに気づかず、メニューと一緒に出された「必ずご確認ください」と書かれた別紙に「飲食物の持ち込み禁止」と書かれていることにも気が付かない。そんな人には利根川のアノ言葉をささげたい。

世間は何でも世話を焼いてくれるお母さんではない

自分で気が付かないと、取り返しのつかないことになることもある時代です。ぼんやりとしていたら騙されるかもしれないし、知らなかったでは済まないことも多くあるので、甘えることなく生きていかないといけませんね。まあ、飲食店にジュースやパンとか持ち込みするのはやめてね。