保健所からの要望で、座学30分、実地30分の食中毒に関する講習を受けました。
そして思ったことは、ノロウィルスの予防は不可能だということ・・・
これはノロウィルスの講習を受けて絶望を感じた感想です。
ノロウィルスの感染力は強力で、たった10個のウィルスでも感染してしまいます。
感染予防に手洗いが推奨されますが、もしもノロウィルスが手についていた場合、ハンドソープで60秒揉み洗いして、流水で15秒流しても、ウィルスは数十個残るそうです。
一番効果的な手洗いがハンドソープで10秒もみ洗い、流水で15秒すすぎを2回する。
ところが、これでも数個のウィルスは残るそうです。じゃあどうすればいいの?
保健所の方は「常に自分が保菌している、そう思って移さないように心がけるしかな」なんて身も蓋もないことを。
あげく、お客様から、こちらがノロウィルスを感染させられた場合でも、その感染の時系列ははっきりできないため、お店側の責任になることもあるとハッキリと言われました。
「もうこれは自分が感染しないように、自己防衛するしかないですね」って。そんな怖い話がありますか?
お客様が来店し、嘔吐した場合、その匂いを嗅いだだけでも感染する場合があると言われるほど感染力が強いノロウィルス。
今後も、飲食店を続ける限り、ずっとこの恐怖と戦い続けないといけないわけです。
食品衛生協会の共済「あんしんフード君」には加入しておかないといけないですね。