有名なユーチューバーが、動画の中で、料理をしていたのですが、驚いたことに、赤身の挽き肉を半生の状態で食べて、半生で食べるとめちゃくちゃ美味しいからやってみてって紹介していました。
牛でも「ひき肉」は半生では食べられません。
牛肉は肉の内部に細菌がないため、レアで食べても大丈夫です。ただし、表面に菌が付着していることが多いため、加熱することが必要になります。
焼き肉屋さんのユッケで集団食中毒が起きた際も、こういった誤解が招いた事故だったため、法律で禁止され、生ユッケを提供する際は、表面を加熱したものか、指定の設備が整った施設で表面を切り取ったもののみ提供可能となりました。
挽き肉を半生で食べると危険な理由は、挽き肉にするときの肉の塊の表面に菌が付着し、なかに練りこまれて食中毒を起こす可能性があるからです。
有名ハンバーグ店でも半生でハンバーグを提供し、お客様に鉄板で加熱して食べてもらうという演出をしたら、食中毒を出して問題になりました。お客様が、しっかりと加熱せずにハンバーグを半生で食べたことが原因でした。
もちろん、ユッケに出来るお肉を挽き肉にした場合は半生でも大丈夫ですが、それ以外の場合は絶対に挽き肉は半生で食べないようにしてください。
食べたら絶対に食中毒を引き起こすわけではありませんが、わざわざリスクを冒す必要ないです。